2019 / 11 / 02 「日刊不動産経済通信10月29日号」に取り上げられました。

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「日刊不動産経済通信10月29日号」に取り上げられました。

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物件移動無料のシェアハウスを拡大へ

-クロスハウス、かぼちゃの馬車の管理も

敷金・礼金・仲介手数料なしで物件移動可能なシェアハウスの運営・管理を手掛けるクロスハウス(東京・渋谷区、鳥井淳史社長)は、大阪市内での展開を開始した。これまで東京都内23区を中心に管理・運営を行ってきたが、大阪市内で34室の物件をオープン。20年には30棟の拡大を目指す。今後は福岡や名古屋、東アジアでの展開も視野に入れる。

大阪市内の物件は同社で初となる企業の寄宿舎をリノベーションしたもの。

鳥井社長は「使われなくなった企業の社宅や寮などは少なくない。賃貸住宅へのリノベーションを狙っていく」と今後を語る。

同社のシェアハウスは、敷金・礼金・仲介手数料などが無料で、初期費用3万円を払えば、入居後に物件の移動もできる。1カ月からの賃貸借契約で、手続きはウェブサイトで行える。賃料は水道光熱費やインターネットなど共益費込みで5万~8万円。

現在の管理物件総数は約300棟、3700室。

23区を中心に、横浜市や町田氏で展開している。入居者は学生や地方からの上京組が多く、25歳~27歳がボリュームゾーン。男女比率は6対4で、韓国・台湾・中国などの外国人が半数を占める。

物件オーナーとの賃貸借契約は3分の1が借上げのサブリース方式、3分の2は稼働率に応じた金額の管理受託方式。平均の年間稼働率は90~93%。

数年後の目標として1満室の管理・運営を掲げる。

同社は07年の設立以降、リビングが共有のゲストハウスやシェハウスの管理・運営を行ってきた。「かぼちゃの馬車」の運営会社が破綻して以降は、オーナーから同物件の管理運営を受託し、その数は現在200~250棟に上る。「かぼちゃの馬車」は「シェアドアパートメント」としてシリーズ化している。