「全国賃貸住宅新聞」No.1493に掲載されました。
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8言語対応で入居をサポート
外国人の部屋探し需要くむ
シェアハウスなどを管理運営するクロスハウス(東京都品川区)は、8言語での対応を開始。日本人はもちろん、日本在住の外国人や訪日外国人にとっての部屋探しをより手軽で便利なものにしていく。
同社は東京都全域と大阪市内を中心に現在約500物件、6000室を管理運営しており、現在の入居者は日本人が約7割、外国人が約2割、法人が約1割だ。
新型コロナウィルスの流行で訪日外国人が減ったため、対応言語を増やすことで日本在住の外国人に向けてのアプローチも開始した。特にベトナム人の単身社会人の入居者が増えているという。
それを踏まえ、これまでの日本語、英語、韓国語、中国語、ミャンマー語に加え、新たにべトナム語、スリランカ語、ネパール語を追加。
各言語対応の従業員を雇用しただけではなく、集客ツールや契約書も8言語に対応し、日本語が話せない外国人でも簡単に部屋探しができるようになった。
物件は、水回りのみ共有のシェアドアパートメント、シェアハウス、家具付きワンルームの3種類だ。
初期費用3万円、家賃も3万円から入居でき、物件間の移動は無料となっている。
例えばシェアハウスの入居者が家具付きワンルームに引っ越すこともできる。
また、入居申し込みや契約は全てウェブで行える。入居者は20~30代が中心だという。
同社の担当者は「シェアハウスから家具・家電つきのワンルームへの移動を希望する入居者が増えているため、ワンルーム物件を増やしていきたい。また、入港制限解除を見越し海外法人に向けた集客営業を強化していきたい」と今後を見据える。
また、同社では国内だけでなく世界各国で拠点となる物件を探し、2026年には全世界で1万室を確保することを目標としている。